詩人 響月光のブログ

詩人響月光の詩と小説を紹介します。

エッセー「一挙両得、アリの巣防災都市」& ショートショート

エッセー
一挙両得、アリの巣防災都市


 東京都は外国からのミサイル攻撃に備え、居住者たちが一定期間滞在できる地下シェルターを都営地下鉄麻布十番駅に造る予定だという。今後は順次増やしていくために、次なる候補地も物色中らしい。民間企業に対しても、ビルの建設時にはシェルターに転用可能な地下空間を造るなどの協力を期待しているという。僕は一昨年『地底人間への誘い』というエッセーで、地下シェルターの必要性に言及したが、始めの一歩が始まったことを嬉しく思っている。半面、ウクライナ戦争が起こらなかったなら、都知事も考えなかっただろうとは思う。地下整備には莫大な金がかかるし、都の財政もひっ迫しているからだ。


 しかし都民も国民も、「無駄金を使うな」などとは言えないのがいまのご時世で、第二次世界大戦前夜に似ていると危惧する専門家もいるぐらいだ。人類にとって戦争は人災ではなく、地震と同じ天災だと思っている。人類は太古の昔から殺し合ってきたのだから、地震台風雨あられに殺し合い、殴り合いを加えてもおかしくない。地震は地殻エネルギーを持つ地球の性(さが)であり、諍いは我欲エネルギーを持つ人間の性である。地球の性とは、「死んだ星になりたくない」というマントルのドロドロした足掻きだ。人間の性とは、「俺のものにしたい」という心のドロドロした足掻きだ。性に欲が加われば性欲となり、こいつは生きとし生ける物の命を保つ行動基盤であり、自制不可能な状況も出てくる。押しとどめるのは外圧(周囲の状況)で、そいつが効かなくなると圧力鍋爆弾のように爆発する。現在も世界各地でいざこざ、戦争、地震が起こっており、その光景はまるで双子のように似ていて、奪われる命とともに区別することは難しい。能登の惨状をテレビで見て、ウクライナやパレスチナの惨状を連想した人は多いだろう。


 戦争は地震と同じく、正確に予知することが難しい。しかし、戦争も地震も「もうそろそろ起きるかもしれない……」と予感することはできる。地震学者は過去の歴史やひずみエネルギーの計算から、「あと数十年以内に来る」などと大まかな予測を立てる。政治学者は過去の歴史やひずみエネルギーを計算して、「某国の景気がこれぐらい失速すると、国民の不満をかわすために、某国家元首は隣の島国に侵略する」などと大まかな予測を立てる。しかし、正確な時期は誰にも掴めない。侵略のセオリーは先手必勝で、主導部はそのエネルギーを脳内に溜め続け、いきなり大軍を動かす。断層エネルギーも沈み込みの両側で溜まり続け、断層面の摩擦が抵抗し切れなかった時点で、いきなり撥ね上がって地面を揺らす。元首の頭の中も、地中の状態も正確に把握できないため、予知も大まかになってしまう。


 地震と戦争の相違点は、元凶が自然であるか人間であるかの違いだけで、被害を被るのはほぼ地表面だということだ。建物は崩壊して火災が発生し、人間を含めた動植物の生態系が大きく毀損する。崩れた建物で避難路は寸断し、四方から火の手が上がるので、運の良い人間しか生き残れない。関東大震災も東京大空襲も同じだった。


 しかし惨状が同じなら、生き残る方法も同じであることを意味している。どんな病因があるにしろ、肌が荒れれば応急的に市販の塗り薬を塗るのが普通だろう。その後で医者に行って原因を突き止め、処方を出してもらうことだ。地表で平面的に逃げ惑うのであれば、残された道は応急的でも空か海か地下しかない。しかしドラえもんじゃないから、タケコプターを使って空に舞い上がることはできない。海に逃げても津波や敵艦が心配だ。だったら地下しかないんじゃない?


 戦時中は防空壕に逃げ、爆弾からも焼夷弾による火災からも免れた。地震だって、断層に掛かっていなければ地下は安全な場所だ。地下施設は地殻と一緒に動いて一体化するからだ。地下シェルターは防空壕の進化系で、さらに進化させたものが地下核シェルターになり、費用もお高くなる。人口当たりの核シェルター保有率は、スイス、イスラエルが100%、ノルウェーが98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス67%だという。それに比べて日本は0.12%という危機意識だ(信じられな~い)。スイスなどは設置後40年を経過した老朽物件も増えてきて、より大きな公共シェルターに換えていく方針だという。


 地下核シェルターは爆風や放射能から完全遮断され、近くに核ミサイルが落ちても命を守れるが、地下シェルターはそうはいかない。しかし、地表にいるよりはずっとマシだ。水爆の爆風や閃光から免れることができ、一時的にも生き延びれるからだ。もっとも、核戦争が起これば核の打ち合いになるので、みんなで一緒に死ぬ以外に方法はなく、さすがのロシアも脅しでとどまっている。最も可能性が高いのは、いまウクライナ戦争で起こっている通常火薬によるミサイル攻撃だ。都も国も金がないのだから、最初は地下シェルターから始めるといいだろう。政府は日本の防衛戦略を「専守防衛」(攻撃を受けての防衛)としているが、「積極防衛」(防衛のための攻撃)へ転換しつつある。しかし、専守防衛で威力を発揮する地下シェルター網の構築を長年忘れていたのは、政府自体が平和ボケしていたことを示しているだろう。パー券収入を目当てに支援企業のことばかりを考えているから、そういうことになってしまう。遅きに失した感があるが、国民自体が平和ボケしていたので、これからばん回する以外にない。きっと都知事が嚆矢を放ったのは、恐らく東京スカイツリーから下界を見下ろしたからに違いない。


 航空写真を見ても一目瞭然に、過密都市東京は尋常でない。そこに首都直下地震や核ミサイルを重ね合わせれば、誰だって最悪の事態をイメージすることはできるだろう。ニューヨークの摩天楼を見ても何も感じないのは、地質的に大きな地震の可能性が低いからだ。しかし、貿易センタービルの惨状を思い出せば、攻撃されたらどうなるかは想像できる。だからアメリカは、シェルター造りに邁進している。世界中の人がニューヨークに憧れるのは、そこが世界の産業、商業、金融、文化の集積地であるからだ。同じく日本中の人が東京に憧れるのは、そこが日本の産業、商業、金融、文化の集積地であるからだ。しかし東京とニューヨークの違いは、地震が起きやすいか起きにくいかの違いだろう。ニューヨークの地盤は摩天楼の重みで年間1~2ミリ沈んでいるというが、地震に関しては約100年ごとに近隣でマグニチュード5ぐらいは起こりえるとしている。しかし東京の場合は、マグニチュード8~9クラスの南海トラフ地震、マグニチュード7クラスの直下型地震とも30年以内に起きる確率が70%と宣告されているので、緊迫度はまったく違う。現に今朝(1月28日)東京湾で、マグニチュード4.8、最大震度4の地震が起こった、東京湾ではマグニチュード3クラスの地震が毎年のように起きていて、予断を許さない。


 東京の人口が肥大化し、今後もしばらく増加し続けるとされるのは、長年にわたって適切な構想を描けず、人間の流入を制限できなかった政府や都の責任が大きかったと思える。危機意識が予算を上回らなければ始動できないのは、イマジネーションの欠如の問題だろう。国や首都を動かす指導者には、多少強引ともいえるけん引力が必要ということだ。


 大分昔に、この過密首都圏を回避できた分岐点はあった。1972年に、田中角栄という自民党議員が大胆なイマジネーションをぶち上げ、それを本にした『日本列島改造論』がベストセラーになった。そしてその内容を公約に掲げて総裁選で勝利し、国家元首になった。この改造計画は、人と金と物の流れを巨大都市から地方に分散させる「地方分散」を推進して、交通網や通信網を日本中に張り巡らせるものだったが、田中はロッキード事件で消えてオイルショックによる不景気も加わり、壮大な構想は尻すぼみとなって、結局東京一極集中は解消できずにいまに至っている。東京を防災都市にする分岐点はもう一つ、関東大震災後の後藤新平による「帝都復興計画」があったけれど、軍事力に傾注する政府から予算を削減され、大幅に縮小された形になった。結局限られた予算で何をするかが問題で、いまを楽しむか、未来を慮るかの問題とも言い換えることができる。選挙権を持つ大衆は、常にいまを選択し、結局首都は膨らみ続け、反対に地方は過疎化し続けることになっている。


 東京は人々の欲望を満たす都市だ。「類は友を呼ぶ」という言葉があるが、同じ欲望を持つ人々はゴキブリのように蟠り、甘い汁を吸うためにコネクションを広げていく。人と人との濃密な関係は菌叢に譬えることができる。菌叢が広がれば黴菌が生き残れるように、金を獲得するチャンスも増えてきて、恩恵を受けた個々が太っていく。さらに東京には、日本の象徴ともいえる「首都」と「天皇」が二つも存在する。分散型社会の推進に、菌叢的な自然の摂理に打ち勝つだけのきっかけが必要なら、例えば首都機能の移転も必要だろう。あるいは日本人が天皇を慕っているのなら、天皇家の住居を京都に戻すことも必要かもしれない(当然、天皇の御意思で)。二つの象徴が一挙に消失すれば、東京も一地方都市に降格し、過密な人口もさばけていくに違いない。


 もしそれができないなら、地震や空襲から都民を守るためには、現状の東京を防災都市化していく方法しかない。しかし地権者が居座る地上を変えることは難しい、となれば地下防災都市を造る以外に方法はないということになる。ハマスが未だに抵抗できているのはパレスチナに張り巡らされた地下トンネルのおかげだ。平壌には大深度地下網が張り巡らされているという。両者とも戦争状態を継続中の国で、その危機意識は現実的だ。両者に共通するのは、各シェルター(地下避難所)を孤立させないように、通路で結んでいることだ。当然、電気・水道などのライフラインの繋がりも必要とされる。アリの巣は一つの入り口であったり多数であったりする。しかし、生き残るためにせっせと地下壕造りに励んでいる。せめて首都圏にも、地震や空襲による延焼から人々を救うため、街角の至るところに地下への避難口が設けられることを期待したい。パリやローマのカタコンベにしろ、カッパドキヤの地下都市にせよ、結局安全なのは地下という人類の性(さが)は、これからも続いていく。




ショートショート
三島家の節分


 年に一度の節分がやってきた。例年のように、三島家の応接間には遠藤一家がやってきて、ソファーに座る。遠藤夫婦と息子、娘一家全員が角を生やし、腕には豆が溢れる五升枡を抱えている。対面のソファーには、三島夫婦と息子、娘一家全員が角を生やし、腕には同じような五升枡を抱えている。遠藤家の面々は赤鬼で、真っ赤なドーランを顔に塗りたくり、三島家の面々は青鬼で、真っ青なドーランを顔に塗りたくっている。三島家と遠藤家は一言も喋らず、目を見開いて互いににらみ合う。


 コンコンとドアをノックする音が聞こえ、三島家妻が「どうぞ」というと、静かにドアが開いて烏帽子をかぶった男が顔を出し、「お揃いですね」といって入ってきた。二家族の共通の主治医である藤波が、立派な行司衣装をまとい、片手に軍配を持っている。まずは行司が二家族の間に立って、挨拶をした。


 「さて去年の節分では、三島家が遠藤家に貸した五千万の返済問題でバトルが交わされ、次の節分までには何とかするとの確約を遠藤家から得ることができました。この問題は解決済みということで、今年の節分を始めさせていただきます」


 すると、いきなり三島家夫が行司に向かって豆を投げつけ、「おいおい、早合点するなよ。金はまだ二千万残ってんだ」と怒鳴った。「ままま、落ち着いて。行司さんには豆を投げないでください。豆は鬼どうしで投げ合ってください」と行司は顔を擦りながら慌ててたしなめた。「だからさ、その二千万は、うちの息子に嫁ぐあんたの娘の持参金にしてやるといったじゃないか!」といって遠藤家夫が反論し、三島家夫に豆を投げつける。すると遠藤家息子が横から自分の父親に向かって思い切り豆を投げつけたので、父親は口をポカンと開けて息子を見つめた。「行司さん、血液検査の真実を語ってください!」


 行司は、急にいわれたので戸惑いながらも心を落ち着かせ、説明を始めた。「さて今回の節分に向け、遠藤家息子さんの提案で、全員採血して当院が検査をした結果、遠藤家息子さんと三島家娘さんは血の繋がりのあることが判明いたしました」 すると三島家夫がいきなり行司に豆を投げつけ、「それはいったいどういうことだ!」と怒鳴りつけた。行司は軍配で豆を避けながら、「つまり、三島家奥様と遠藤家旦那様の間にできたお子様が三島家娘様ということです」と解説する。 驚いた三島家夫は、豆を自分の妻に投げつけ「いったいどういうことだ!」と詰め寄る。すると妻は豆を夫に投げ返し、ワッと泣き出して逆上し「あんたがあたしをかまってくれなかったからよ!」とわめいた。


 三島家夫は豆を遠藤家夫に投げつけ、「お前、人から金を奪っただけじゃなく、女房までも奪ったのか、この人非人め!」といってもう一握り投げつけた。三島家娘もこれに同調して遠藤家夫に思い切り豆を投げつけ、「お父さん、よくも私の人生を台無しにしてくれたわね!」と怒号を浴びせる。すると三島家夫が娘に向かって豆を投げつけ「あいつのことをお父さんと呼ぶんじゃない!」とたしなめたので、娘もシュンとしてただ泣くばかり。


 すると今度は遠藤家娘が三島家夫に豆を投げつけ、「まさか私もおじさんの子供じゃないでしょうね」と疑り深い眼差しで睨みつけると、三島家夫はバツの悪そうな顔をする。「行司さん、どうなんですか?」と娘は行司に豆を投げつけた。行司は意外な方向からの豆に軍配が間に合わず、頬をさすりながら「お察しのとおり、あなたは三島家の旦那様のお子でいらっしゃいます」と答えた。遠藤家娘は只々呆れるばかり。遠藤家夫は自分の妻に豆を投げつけ、「キサマもか!」と犬のように吠え、三島家妻は自分の夫に豆を投げつけ、「これで帳消しね!」といって鬼の首を取った鬼みたいにガラガラ豪傑笑いする。


 で、こんどは三島家の息子が行司に豆を投げつけ、「それで僕はどうなのよ」と聞いたので、行司は胸を張って「あなただけは、正真正銘のご両親のお子様でいらっしゃいます」と答える。息子は胸を撫で下ろし、「よかった。これで三島家の財産はみんな僕のものだ」と勝手な解釈をした。


 しかし興奮状態に陥った三島家娘と遠藤家息子は、急に立ち上がって枡を放り投げ、行司の前でしっかと抱き合い、「あたしたちは結婚できないの?」「どうなんだ先生よう!」と詰め寄る。行司は怯えながらも冷静に、癌患者に死の宣告を下した先週のことを思い出して勇気を取り戻し、医者の立場からきっぱり「結婚は差し控えたほうが良かろうかと……」と、か細い声で答える。とたんに二人は大粒の涙を流してワンワンと泣き叫び、「こんなに愛し合ってるのになんで結婚できないの!」「兄弟だって結婚できるだろう!」と四つの手で行司の襟首を掴み、行司は壁際まで押し込まれて上に掛かっていた絵が額縁ごと落ち、烏帽子を潰して頭頂部に当たり頭を抱えてしゃがみ込む。


 するとすかさず四つの手が行司を吊し上げて立たせると、三島家娘が震える声でおしとやかに、涙ながらに懇願する。「お腹の赤ちゃんはどうなるん?」 とたんにソファーに座っていた全員がたまげて一斉に飛び上がり、口をポカンと開けたまま行司の次なる言葉に耳を傾けた。幸いなことに四つの手のうち二つの手が急になくなったので、行司が喋れるぐらいに楽になれたのは、初聞きの遠藤家息子が驚きのあまり失神して床に倒れたからだ。けれどそれも一瞬で、ゾンビのごとくよろよろ立ち上がり、三島家娘の腹に片耳を当てながら、上目遣いに「さあ先生、どうしましょう」と気持ちの悪いぐらいに優しく行司に尋ねた。


 しかし行司は数分前から厳格な病院モードに入っていて、淡々と「早いうちがよろしいでしょう。最近承認された経口中絶薬を明日処方してさし上げます」といったから二人は完全に逆上。床に置いた枡を掴むと、めちゃくちゃに豆を投げ始めた。するとそれに呼応して家族全員が豆を投げ始めたので、豆の飛び交う応接室は修羅場と化す。行司はただ一人だけ、再び壁際にしゃがみ込んで、豆弾丸の尽きるのを待つことにした。


 突然パアンと大きな音がして、豆合戦はピタッと止む。クラッカーのテープたちが愛し合う二人の頭に落ちた。紐を引いたのは遠藤家の妻だった。「おめでとう。孫ができるなんて母さん嬉しいわ。早く結婚式を挙げないとね」といって遠藤家妻は二人に近寄って三島家娘にハグをし、手持ちの豆を至近距離からしゃがんでいる行司に思い切り投げつけた。「さあ行司さん。あたしは二人のために覚悟を決めました。あなたの隠している真実を、あなたの口からいいなさい。あなたがいわないなら、あたしがいいます」


 行司は体を震わせて渋々と立ち上がり、豆鉄砲から身を守るために軍配を顔に当て、ふてくされながら口を開いた。「血液検査の結果、遠藤様の御子息は、私めと奥様のお子であることが判明いたしました。これは不都合な真実であると同時に、明るい未来を招く好都合な真実であります。これにより、三島家御令嬢と遠藤家御子息のご結婚は可能であり、お腹のややこも健やかに育つことを保証いたします」


 応接間はクラッカーが鳴り響き、大歓声のもと、一度に二人の子供を失った遠藤家夫だけが意気消沈。「さあ、今年の節分はこれをもって終了いたします。来年の節分に向け、みなさん明日から恨みつらみをお貯めいただき、徐々に鬼になっていってください」といって行司が後ろの壁の引き戸を開くと、そこは大広間になっている。有名ホテルから来たシェフや給仕が、九席分のフルコース料理を整え、控えている。毎年のように両家族はにこやかに談笑しながら、各自好きな席に着く。三島家娘は、ショックで血の気のなくした遠藤家夫に気付き、実父で義父でもあろう彼を支えて席に着かせると、まずはシャンパングラスにシャンパンが注がれ、両家の乾杯となった。行司がすっきりした顔つきで立ち上がり、音頭を取る。


「さあ、昨年の鬼たちはすっかり退散いたしました。次なる一年が幸せに満ちたものになることを願い、乾杯!」 バカラグラスの弾き飛ぶような快音が、大広間中に鳴り響く。


(了)





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