詩人 響月光のブログ

詩人響月光の詩と小説を紹介します。

2020年7月のブログ記事

  • 抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」七・八 & 詩

    抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」七・八 七 鬱蒼とした庭   (女たち三人が植木職人の恰好で、斧や電動ノコなどで木を倒している) 主任女 さあさあ、大家は遠くに住んでいるから、バッサバッサ気兼ねなくやってちょうだい。この森を造花の森に換えるのよ。落ち葉の落ちない綺麗な森にするの。(上手袖に向かって... 続きをみる

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  • 抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」五・六 & 詩

    抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」五・六 五  マンション共用部の廊下 主任男 (三号を睨み付け)君はお庭にいる女主任が手に付いたクソを美味そうに舐めているのを見て、軽蔑的な眼差しを注いでいるな? 三号  とんでもございません。うらやましい限りで。 主任男 美味しいのだよ。お掃除ロボットの宿命だ。彼... 続きをみる

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  • 抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」三・四 & 詩

    抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社三・四 三   (築五○年の老朽化マンション前に全員集合。新入社員全員作業衣、番号のゼッケンを持っている) 主任男 さて、この古い賃貸マンションが君たちの研修現場だ。さあ、ここで着替えてください。 六号 主任、ここはお玄関の前ですよ。 主任女 いったいどこで着替えたい... 続きをみる

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  • 抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」& 詩

    抱腹絶倒悲劇「ロボット清掃会社」 一 (ロボット清掃会社の会議室。長テーブルに事務椅子、装飾品は一切ない簡素なデザイン。出席者の全員がロボットで、テーブルの上にはお茶の代わりに各自一つずつ油差しが置かれ、ロボットたちは時たま口や鼻、首、手首などに油を差している。各ロボットの胸には役職名。ロボット課... 続きをみる

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